2007年5月17日木曜日

バイオエタノール最前線

という本(ISBN4-769371322)が出ていたので早速購入、読んでみました。
バイオエタノールの生産、流通、貯蔵など、多くの内容を網羅的解説した、中々の本でした。
これを読んで、またgoogleした多くのバイオエタノールの関係の記事から残念なことは、「諸外国の状況」が優先されていて、必ずしも「日の丸技術の確立」的な発想が感じられないことです。 また、NEDO,RITE、農水関連研究機関と、この研究開発、実用化の為の努力が非常に分散され、若干省庁の壁が感じられることです。 (省庁の予算確保と縄張り争いに利用されている?とすれば、国家の足を引っ張る結果になりかねない) 21世紀の基幹技術として、世界に発信できる技術として、もっと国家挙げて一体のものとして研究開発、実用化が促進される事を期待したいところです。 (少なくとも、アジアでのリーダーシップを発揮し続けてゆくためには、このような技術の先進的な開発と、環境対策などは、日本としての重要な技術であるはずで、常に新しいものを創出してゆく必要があるはずです。)
あまり、具体的なビジョンを感じられない安部政権として、何か、こんな将来のある技術で、大きなビジョンと具体的なメルクマークを国民に示して欲しい(単なる、ブッシュの後追いの、エネルギー転換のお話ではなく、、、)。 そうすれば、若い人ももう少し、技術立国日本に誇りと期待が持て、理系離れも抑制出来るのでは?

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