2009年4月2日木曜日

土建政治の最後?

田中角栄、金丸信と自由民主党の中で大いに建設関連企業の献金を利用した政治家の直系の政治家としての小沢一郎の公設秘書が逮捕されましたね。 小沢一郎本人が「知らない」と言っても、活動資金は必要な訳だし、企業献金の規制が変更になれば、秘書は当然、その規則の範囲内で、前と同額の資金調達をする方法を考えるのは当然ですから、今回のような話があるのは当然だと思います。
 ちょっと理解できないのは;
 1)この類の話で、常に「法律に従ってやっており疚しいところはありません」という回答がされるが、本当に法律に従ってやっていれば十分なのだろうか? 法律が完全であることはありませんから、立法の過程から絡んでいる議員さんには、法律が施行される前から抜け道は十分に周知徹底されている、と思います。 法律云々より、一般市民からみて、「おかしくない」ことが必要なのでは?
 2)民主党が何故、この問題で一蓮托生にならなければならないのだろうか? 特に鳩山由紀夫議員の言い方には、何か割り切れないものを感じます。
 3)「政権交代」をして、どうなるのか? 
   官僚の介在や協力なしで本当に国を動かせるのか?(あまりにも、学生気分では?)
   具体的に、どれだけ我々の暮らしが良くなる(明るくなるの)か?
   民主に政権が代わっても、今と同じような状況(一方が賛成、他方が反対)が起こり、結局は政治的な混乱が続くだけでは?
   二大政党制を謳うのなら、もっと政治的な決定プロセスを検討して、両方が拮抗した勢力の状況で、スムーズな審議や決定がなされる練習を積んでからの話ではないでしょうか?
    その為には、派閥だとか、党議拘束だとか、議員同士を縛るような物の考え方を辞めるべきでは? 議員さんは党を代表しているのではなくて、選挙民を代表しているのですから何か考え違いをしているような気がします。 また、このような派閥とか党議拘束を有効に働かせるために、大きな政治資金が必要になっている状況もあるのではないでしょうか?

当分は混乱と停滞が続き、結局この経済危機の中でも、日本は世界のリーダーシップをとることは出来ないのでしょうね、、、。

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