2010年2月7日日曜日

農協の役割

朝の「サンデープロジェクト」で農協の問題について報道されていましたが、「営農対策」とか「営農指導」を全農が統一的にやることには自己矛盾があることに気がついているのでしょうか、、、。 過去にも、農協の統合で「タチバナみかん」が消滅してしまったり、「糸島農協のヒミコ」が「福岡のヒミコ」になってしまったり、農協の社会主義的な平等精神が、農家収入に大きな圧力となっていることにも気がつくべきです。
全農という組織で、農家の活性化に貢献できるとしたら、生産物の価格情報や、微気象情報、病害虫の発生情報等を、確実にリアルタイムで農業者に伝えて、農業生産と販売に役立ててもらうようにすることぐらいでしょうか、、、。 昔の様に「パールライス」「日本晴れ」で全国全部統一された米を食べて喜ぶ時代ではありませんから、農業所得を少しでも増やそうとすれば、他の地域との差別化(ブランドの確立)と、その為の生産管理指導で、その為にはかなり限られた面積の地域単位が必要だと思います。 多分古典的なこの様な成功例は、「三ヶ日農協」vs「静柑連」ではないでしょうか、、、。
流通(農協組織も含め)が勝手に利益を独占するような仕組みから、農業者が早く抜け出て、努力が酬われる農業が早期に実現されることを望みます。

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