2008年10月5日日曜日

二大政党制?

を目指して,,,と民主党の党首は事有る度に言われ、「民主党に任せてみろ。もし、ダメだったら変えればいいじゃないか。 それが二大政党制の民主主義だ」見たいな事を言われるが、一般の社会に生きる私には大いに違和感が有ります。 

まづ、二大政党制にはなっていないし、比例代表併用制にしている限り、二大政党制にはならない。 そもそも、一定の歴史を経て現状があることを考えれば、制度を変えて二大政党制にする事自体に無理が有るように思います。

つぎに、万が一二大政党制を認めるとしても、最近の米国の経済対策について民主、共和両党が示したような、国家の危機には政党を越えた話し合いや、決断が必要であり、そのような心意気が日本の政党に有るとは思えない。 特に、この1年間に民主党が示してきたのは、沈みそうな船の船底に穴を開けて、相手を脅迫し政権を奪取しようとするような態度で、とても信頼できるようなものではない。

最後に、「ダメだったら,,,」は政治の世界でしか生きたことのない「政治屋」さんの感覚としか思えないー信用できないーということです。 社会では、継続性や安定性が最も必要であり、「ちょっと新しい政党にやらせてみようか?ダメだったら変えればいい」と思って、投票をする人はいないと思います。 日替わりの政治では国民はついてゆけないし、ましてや国際依存の大きい国家としての存続にも致命的な影響を与えかねません。  野党第一党として、もっと与党の政策決定に影響力を発揮したり、明確に、また信頼にたる対案を示し議論するなどして、実績をつみ、国民の信頼を得る必要が有るのではないでしょうか? 国民・国家の為に、ことによっては、与党と協調するような「大人の態度」が示されていないと、とてもじゃないが信頼や、信用は出来ません。

もっと、考えてほしい!! 参議院で民主党が多数党となったのは、きっと偶々なので、決して誰も今の民主党に政治を任せようなどとは考えていないでしょう。 少なくとも所謂「ねじれ」が現実となり,日本の民主主義が成熟した物にはなっていないこと(国民生活の為には党派を越えた協調も厭わない各党の政治姿勢)が露になり、 私には「二大政党制」は日本では無理なことを明確に示したように思います。

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