2008年9月13日土曜日

事故米の処理

「三笠フーズはどうしようもない会社だ!」 というのは確かですが、どうも農水省も事故米の処理の必要に迫られ一枚関わっていた?或いは知っていたけど見逃していたのではないか?と思えてきました。  
あれだけ細かいことでも業界を呼びつけて対応を迫るのに、自分の責任が問われそうな事には、「実害はない、、、、」。 また、大臣が「うるさい消費者」に近い発言もして、「やっぱり、この人はホントに分かっていない、情けないオッサンなんだ」と思わせます。 
実害は無いのは当たり前でしょ! 農薬の毒性は、「一生涯食べつづけた場合の影響を動物実験から推測して、更にその安全と思われる値に百分の一を掛けた数値」なのですから、一時的に基準値を越えた値を摂取しても、急性毒性のレベルを越えなければ、基本的に、安全なのは当たり前なのです。 これは、約束事なのですから、その約束事を守らないことが問題なのですし、約束事を守らせる事を使命とするお役所がそれをして来なかった(これなかった)ことが問題なのではないでしょうか? 絶対に起こってはいけない(工業用途の物が食用に転用される)事が起こったことが問題なのだし、チェックをしていながら、見逃した(?)事が問題なのではないでしょうか? お役所(行政)に対する不信感その物なのです。  

それにしても、「二度と起こらないように全量廃棄」というのも、「お前ら誰の金使ってんだよ!」て言いたくなるほど、自分たちの組織を守ることしか考えていないように思えます。 1キロ10円程度で工業用途として販売しているのなら、なぜその価格で全量、バイオエタノールの原料として販売する事を考えないのでしょうか? (収率30%程度ですので、リットル5〜60円で出来ることになる)。 米からのバイオエタノールは、まだまだ課題が多く実用的な生産には試行錯誤が必要ですが、もう実験室レベルでコセコセと実験をする段階でもないはずです。 リスクを抑えて色々な実験プラントでの稼働実験が必要な段階に来ていると思うのですが,,,。

事故米を安全に処理して、尚且つ21世紀の新しいエネルギー開発に寄与する、そんな発想を何故お役人は思いつけないのでしょうか?

そうだ、回収された焼酎他お酒も、機能膜で濃縮してバイオエタノールにする事にすれば、無駄に捨てること無く、回収された物に少しでもお金を払う根拠が出来るのではないでしょうか。 大体このままったら、回収された商品で百億円規模の補償になるのでしょうが、誰がどうやって責任持つんだろう、、、。

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