2012年10月29日月曜日

農業へのIT導入(付録)

先に書いた文章は農業分野で使用するITシステムとして必要な要件でしたが、それを実現する為に最も重要なのはインターネットワーク上で種々の情報を相互交換できるインターフェースを作成、公開することではないでしょうか?
気象庁のアメダス情報は有償で利用出来る様ですが、何故有償?国民の税金で動いているのでしょ? 東京及び地方の公設市場の情報には標準化された情報効果の為のプロトコルが規定されている様には思えません。 また、各県が公開している病害虫発生予察情報等も県によって仕様がバラバラで一つのソフトで取り込んで利用出来る様にはなっていないように思います。 また、航空写真等イメージ情報と地図情報を統一的に取扱う方法なども標準化されていると、多くの業態からの参入が可能になると思われます。
一部の大手のソフト会社が農業用システムとして販売しているソフトが存在することは知っていますが、そのソフトの中で閉じられた世界を実現しているに留まり、オープンなネットワーク上のソフトとは呼べるような物で無いのは、このような国家などが主導してやるべきインフラの整備が極めて遅れているためだと思います。

農水省はこのようなインフラの構築の為の音頭を積極的にとり多くの企業の参入を促し、技術の向上とユーザの利便性、それに低廉化を積極的に推し進めてゆくべきだと考えます。 それこそが、官の役割ではないでしょうか?

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